可観測性
必要な状態が測定に現れているかを問います。測定変数が多いことは、内部状態が一意に復元できることと同じではありません。
仮説検証
よい仮説は、期待する成功だけでなく、失敗したと判断する条件、競合仮説、必要な測定、次に行う実験を同時に定義します。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 主張 | 何がどの条件で可能になると言っているのか。 |
| 観測量 | 直接測る量、代理指標、推定量を分ける。 |
| 競合仮説 | 同じ結果を別の仕組みで説明する候補を書く。 |
| 反証条件 | どの結果が出たら仮説を弱めるか。 |
| 次の実験 | 候補を最も強く分離する測定、摂動、保持データを決める。 |
必要な状態が測定に現れているかを問います。測定変数が多いことは、内部状態が一意に復元できることと同じではありません。
候補モデルや候補状態を区別できるかを問います。同じ出力を生む複数の内部状態が残るなら、主張は弱いままです。
別データ、別実験者、別条件で結果が保たれるかを問います。内部の適合だけでは、研究課題として閉じません。
日付付き補足として散らばっていた内容は、今後はカードとして扱います。カードは「何を主張してよいか」と「まだ上限を上げてはいけない理由」を同時に書くための形式です。実験計画にそのまま使う欄は、検証カードにまとめました。
| カード | 使う場面 | 必ず書くこと |
|---|---|---|
| 可観測性予算 | 測定変数を増やす研究。 | 直接観測、代理観測、推定、未測定を分ける。 |
| 識別可能性カード | 逆問題、モデルフィット、デコード。 | 同じ出力を生む競合モデル、対称性、再パラメータ化、保持データ。 |
| Fusion Card | EEG/fMRI/PET/MRSI などのマルチモーダル統合。 | 共通因子、モダリティ固有因子、数量の違い、融合後に残る候補集合。 |
| Human Proxy Composition Card | 生きた人間の複数 proxy を合成する主張。 | 各 proxy の役割、取得負担、モデル負担、外部校正、最強単一行からの増分。 |
| State-Continuity Bridge Card | 同じ被験者、同じ脳、日跨ぎ、固定後をつなぐ主張。 | 運ばれる対象、証人、許容誤差、失敗規則、再調整負荷、救済ルート。 |
| Destructive-Structure Route Card | 固定後 EM や破壊的な超微細構造測定。 | 保存方法、遅延、登録範囲、校正、失われる状態、残せる主張。 |
| Temporal Validity Card | 長期安定性、固定デコーダ、習慣化、睡眠を含む主張。 | 時間窓、状態注釈、再校正、ドリフト、日跨ぎ転送の上限。 |
| Body / Environment Boundary Card | 閉ループ、身体置換、環境相互作用。 | 保存する入力、置換する出力、内受容、報酬、睡眠、恒常性の境界。 |
| 維持状態バジェット | コネクトームに含められない遅い状態を扱う主張。 | 状態ファミリー、時間窓、直接観測、proxy、摂動、棄権。 |
| Neural Contribution Card | 言語、音声、運動、治療的 BCI のデコード。 | タスク制約、事前分布、脳なし対照、閉ループ、耐久性。 |
| Calibration / Abstention Card | 不確実性が高い結果、閉ループ、予測集合、失敗時の停止。 | 区間、校正分割、被覆率、棄権閾値、フォールバック。 |
| L0 Artifact Pack | 公開データで再解析やベンチマークを始める段階。 | データ同一性、イベント忠実度、分割、ベースライン、系統、失敗例。 |